蕎麦打ちっていうとどうしても注目されがちなのは麺棒での伸しや包丁での作業ではないでしょうか。テレビとかでも蕎麦打ちしてる姿ってそこばかりがクローズアップされていますからイメージがそうなっているのかもしれませんね。でも一番大事なのは一番最初の工程水回しです。蕎麦粉一粒一粒に水分を均一にいきわたらせる事が大事です。水分量が一定だと滑らかなお蕎麦になるんですね。逆に乾いた粉と湿った粉のように水分量が違うまま麺にしてしまうとどうしても食感が悪くなってしまいます。大体の職人さんはこの作業が一番難しいといわれることが多いです。上手に水回したそばはほんとしなやかな味わいですよ。